2004-05-27 第159回国会 参議院 外交防衛委員会 第21号
○政府参考人(兒玉和夫君) この先生の御指摘の案件でございますけれども、確かにこれは一九九〇年に契約を結んで作業を進めてきたわけですが、その後、首都圏の重油、ディーゼル油の低硫黄化によるいわゆる二酸化硫黄対策、SO2対策から、重油の使用を抑制して天然ガスの使用を促進するという方向に変更されたという事実はございます。
○政府参考人(兒玉和夫君) この先生の御指摘の案件でございますけれども、確かにこれは一九九〇年に契約を結んで作業を進めてきたわけですが、その後、首都圏の重油、ディーゼル油の低硫黄化によるいわゆる二酸化硫黄対策、SO2対策から、重油の使用を抑制して天然ガスの使用を促進するという方向に変更されたという事実はございます。
大気汚染対策の順位の第一位に二酸化硫黄対策が選ばれておったと言ってもよいでしょう。このように注目されることによりまして対策が進められ、わが国の国設の大気汚染測定局の測定値は、ただいま柴崎さんからお話のありましたように、この十年間に五分の一に低下いたしました。これは国設測定局でございますから、もちろん場所が違いますとこの値の絶対値の相違はありますけれども、減少の傾向は同じでございます。
○沢田政治君 ぼくはいささかけちをつけるわけじゃありませんが、鉱業審議会の中には硫黄対策の分科会がありましたね。いまおっしゃられました総合硫黄懇談会ですか、これは長官の私的諮問機関ということになるのか、私はこの性格づけはわかりませんが、なぜこう屋上屋を重ねるようなものをつくって時間をかけるか。もちろん、これは理由はあるでしょうね。
二酸化硫黄の方は、御承知のとおり硫黄対策として相当公害排除の技術が進みまして、四十八年度当時から比べるとずいぶんその後また改善されて、エネルギー消費に伴うところの二酸化硫黄なんかだんだんと減ってきておりますから、この四十八年度基準そのままでここに書いてあるようにすぐにむずかしい状態が起こってくるということはないのじゃないか。
それで、硫黄対策として考えますと、これはもう御承知のとおり、排出源においてカットする方法と、それから排出源に対してローサルファの燃料を供給する方法と、大きくいってこの二つになるわけでございます。
それに対する手だてはどうなのかというと、これは先般の国会でもたいへん問題になって、各党が硫黄対策についての法案を準備されるというようなことまであったようでありますけれども、こういう問題がある。
一般炭につきましても、全体としてはおおむねバランスがとれることになっておりますが、地区別では北海道地区の生産量、特に高品位炭が道内の需要量及び電発の需要量を若干上回ることも予想されますが、これは九州炭の硫黄対策の面からも、ある程度東京地方以西に供給が必要となる場合も予想されますので、全体としてのバランスを炭種別、地域別に分解いたしましても、おおむねバランスがとれているというふうに見ております。
そこで、需要の見通しなり、生産コスト、資金収支、資金確保、それから三池炭鉱の硫黄対策との関係についても、現在詳細に再検討しているところと聞いております。したがいまして、政府といたしましては、この検討が進み、十分開発の見込みありということで関係業界の間で意見が一致いたしますならば、それ相応の助成をして、援助してまいりたい、こういうふうに考えております。
(2) 公害防止の進展に伴う回収硫黄が急増しつつある現状にかんがみ、総合硫黄対策として、硫黄源需給の調整、価格の安定、新規需要の開拓及び輸出促進の諸対策を強化すること。 四、労働対策 鉱山における労働力の確保を図るため、鉱業労働者年金制度の創設を検討するとともに、中小鉱山の退職金共済制度の確立を図ること。 右決議する。
○橋口委員 最後にもう一点、河上参考人にお聞きいたしますが、先ほど、原口参考人から硫黄対策についてもっと研究の分野を広げれば、もっと需要が広がるのではないか、こういうお話がございましたが、その点についていまどういう研究が進められているか、簡単でよろしゅうございますが、お聞かせをいただきたい。
その際、いろいろ御意見が出たわけでございますが、硫黄鉱山としては、存続について強い要望がございましたし、前に商工委員会の議決をいただいておりまして、硫黄対策の基本としては、硫黄鉱山の合理化と、供給過剰になる硫黄の輸出対策等を柱にしてやっておりましたが、商社その他の御意見では、客観情勢が大きく変化しておって、輸出の可能性というものは非常に小さくなった。
それからさらに、国民生活等の面からも、この調和の問題というようなことを考えてまいりますと、最近、私どものほうでもいろいろ施策を推進しておりますいわゆる低硫黄対策、脱硫化問題というようなことが出てまいります。一つは公害問題というようなことでございます。
○本田政府委員 四十四年に商工委員会におきまして御決議をいただいて、御決議に基づきまして硫黄対策を講じてまいったわけでございますが、あの御決議をいただいたときの前提の条件がかなり変わってまいりました。
四十四年の七月に、当委員会で硫黄対策の確立に関する件という決議をいただいておりまして、四項目ございました。 一つには総合需給計画の策定でございますが、この点につきましては、先ほど申し上げましたように、鉱業審議会の硫黄分科会の中に硫黄需給懇談会を設けまして、需給計画を立てていくということにいたしてまいったわけでございます。 それから、過剰硫黄の輸出促進というのが第二項になっております。
○岡田委員 昭和四十四年七月二十三日、当委員会において硫黄対策の確立に関する決議が行なわれておるわけです。一項目から四日にわたって決議がなされておるわけです。この決議を受けて、政府当局はこれをどのように具体化してきたのか。その処置について御説明願いたいと思います。
当面の過剰硫黄対策として、御指摘のような解決の考え方もあることについては、われわれとしてもごもっともと存ずるわけでございますが、さきに硫黄対策として、過剰硫黄の輸出についての配分といいますか、こうした事情もございまして、これらの点は、先ほど申し上げました硫黄分科会におきまして、関係者の御意見も一度よく聞いてみたいというふうに存ずる次第であります。
○阪上分科員 総合エネルギー調査会低硫黄対策部会答申、これは昭和四十四年の十二月に答申がありましたね。ここでいっていることは、結論としては低硫黄の原油輸入とかあるいはLNG輸入、こういったものが必要であるけれども、これは資源に限りがある。日本は資源的に非常に恵まれていない。そこで、結局重油脱硫あるいは排煙脱硫というものを主体として考えていかなければならぬ。
その前に、大臣、昭和四十四年七月二十三日、衆議院の商工委員会で、硫黄対策の確立に関する件という附帯決議が通っているのです。それの中に「石油精製業界の硫黄対策への協力を促進するため、低硫黄化対策の積極的推進に必要な助成並びにアスファルト需要の拡大等総合的な措置を確立すること。」これがあるわけです。私どもも、いま公害の問題を通じまして、関係各省庁との間でいろいろ連絡をとってやっておるわけであります。
石油精製会社などはみずから費用を投じて、また一つの方法の直接脱硫の方式も開発しておるようでございますので、そういう勢いを全体にプレベールさせてまいりたいし、またいまの排煙脱硫などにつきましては、これは製鉄所ばかりではなしに、それを取りつけ得るようなところにつきましては取りつける方向に、命ずるかどうかは私どものほうからは申すべきではありませんけれども、そういう方面に指導をしていくことをしないと、これから低硫黄対策
さらに第三には緊急時、つまり風が吹いたり、気象の状況によりまして、その地域が特に汚染される場合には、それに応じた御承知のような非常措置がとれる、こういうようなこともございまして、単に低硫黄対策ばかりでなしに、私が述べましたような状況で今度それを補強してするんだ、こういう次第でございます。
これをぜひ早く実現するためには、財政的には問題を解決してやらなければいけないということで、いま低硫黄対策を練っております。
低硫黄、これはインドネシアでありますとかアフリカでありますとか、総合エネルギーの低硫黄対策部会でサゼスチョンはいろいろしておられるわけでございますけれども、ここに来まして、世界全体の低硫黄に対する需要が非常に急速に多くなっておりますし、中東の動乱等々もございます。
時間がありませんから、最後に一つ聞きますが、これは硫黄対策の問題です。群馬では現在三つの硫黄鉱山が稼動いたしております。昨年商工委員会におきまして硫黄業安定に関する決議が行なわれたわけでありますが、その後見ますと、松尾が会社更生法の適用を受け、その後硫黄部門を一応閉鎖いたしました。また万座硫黄が一応操業をやめたという事態で、やや硫黄の価格というものも安定をしているやに聞いております。
したがいまして、そうした重油の硫黄含有率の低下というものを考慮いたしますと、石炭としてはそれの半分ないし六割程度のものでなければならないということになりますので、御指摘のように〇・四五ということになりますと、四十八年度の時点における低硫黄対策の方向からいきますと、低硫黄の炭という内容になろうかと思います。
本小委員会は、鉱業に関する諸問題を審議するため、去る四月一日に設置され、五月六日に小委員長及び小委員の選任が行なわれたのでありますが、当面硫黄問題が最も緊急な課題となっている実情にかんがみ、まず硫黄対策の審議を行なうことといたしました。
鉱業政策に関する小委員長から報告のあった硫黄対策の確立に関する件は、これを本委員会の決議といたしたいと存じます。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○大平国務大臣 ただいま本委員会におきまして御決議を賜わりました硫黄対策の確立に関しましては、御趣旨に沿いまして、政府といたしましては最善をつくします。
すなわち、硫黄対策の確立に関する件を本小委員会の成案として決定いたしたいと存じます。 案文を朗読いたします。 硫黄対策の確立に関する件(案) わが国の硫黄需給は、公害対策に伴う重油脱硫の本格化による回収硫黄の増大により急速に過剰状態を呈しつつある。 このまま放置すれば硫黄鉱業の崩壊、地域社会の混乱を生ずることは必至である。
前回の小委員会で御協議のとおり、私が、この小委員長としての試案をつくれということでお手元に配付いたしております「硫黄対策の確立に関する件」の試案を取りまとめておりますので、ごらんいただきたいと思います。 この際、政府に対して質問がございましたらお願いをいたします。岡田君。
○岡本(富)小委員 硫黄対策の確立に関する件で二、三お尋ねしておきたいと思います。 この輸出会社を設立するにつきまして、これは採掘された製練の硫黄、硫黄鉱山から出てくる硫黄と、それから回収硫黄ですか、これも含めて全部扱うところの会社であるのか、これをちょっとお聞きしたいのです。